PALMS QUATTRO 復活の衝撃

知りませんでした…アンテナ低かったです…

一度見たら頭から離れない、黄色いブランクスが特徴のパックロッド、PALMS QUATTRO(クワトロ)。2000年の販売開始から20周年となる今年、まさかリニューアルして登場するだなんて…

カッコだけじゃなく、性能にも定評のあった初代・二代目クワトロ。令和モデルは果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか?

従来の流れを受け継ぐライトモデル3機種

トラウトライン、バスラインがリリースされていた初代・二代目クワトロ。その流れを組む、いわば「本流」の3機種がこちらです。オリジナルのラインナップにはベイトモデルもあったのですが、今のところ令和モデルにその話はなさそうです。今後の開発状況に注目といったところでしょうか。

QTRGS-46XUL

仕舞寸法38cmの圧倒的コンパクト感を実現したモデル。

メーカーの謳い文句は「渓流・エリアトラウト、アジ・メバルなどのフィネスSWゲーム対応」ですが、4ft6inという長さから言って、ソルトで使うならかなり小場所向きという印象。ただし、メバリング中のシーバス事故等に遭遇した際、魚に主導権を奪われる可能性は低くなく、船やロープなどが入り組んだ場所での使用に際しては、その点をどう評価するかがポイントになりそうです。

とはいえ、その仕舞寸法から、旅行用バッグに忍ばせておいても邪魔になりにくく、「旅先でちょっと…」という用途には最適と思われます。

QTRGS-53UL

46XULにややパワーを持たせたモデルという印象。レングスも9in伸びたことにより、大物に対してもより余裕を持ったファイトが可能になりそうです。5ft台前半のレングスは、キャストコントロールを損なうことなく、小場所での活躍も期待できます。メバリングならこれかな?というモデルです。

レングスが伸びたとはいえ、仕舞寸法は45cm。コンパクトさは失っていません。出張アングラーの強い味方として活躍しそうです。常夜灯周りで2時間程度遊ぶには申し分ないロッドだと思います。

QTRGS-63L

3-10gのルアーウェイトをカバーするモデルで、ソルトで言えばライトロックで使えそうです。僕個人としては、漁港ロックでよく使う5-7gをカバーしているのが魅力です。

メーカーの謳い文句は「本流トラウト、バス、ライトSWゲームなどのライトゲーム全般に」とのこと。これをどう受け止めるか…万能ロッドというのは、一歩間違えれば器用貧乏、帯に短し襷に長しということにもなりかねませんが、このロッドは果たして…?

ちなみに僕は、PALMSのExpressionが大好きで、中でもスピニングのEXRS-702をこよなく愛しているのですが、スペック的にはこれに近いものがあります。今のところ、僕の目に最も魅力的に映るのがこのモデルです。ちなみに、EXRS-702もパワーはLクラスですが、50cmのアイナメと十分に渡り合えました。このQTRGS-63Lも、十分なパワーを備えているものと期待しています。

新発想のパワーモデル3機種

かつてのラインナップにはなかったレングスが、今回新しく3機種登場しました。もともとクワトロはトラウト、バス用のロッドでしたが、ショアジギ〜オフショアまで視野に入れたこれらのモデルは、僕以外のPALMSファンにとっても未知数のところが多いのではないでしょうか?

バット部をテレスコピック化することによりコンパクトな仕舞寸法を実現しています。なかなか面白いアイディアですよね。ただし、まだロッドの自重や仕舞寸法は明かされていません。どの程度の携帯性になるのか、注目したいところです。

なお、こちらのラインナップはいずれも3月発売予定とのことです。

QTRGS-75ML

シーバスフィッシングやエギングを視野に入れたモデル。とはいえ、それらのゲームに本格的に取り組むには、やや長さが足りないかなという印象です。シーバスなら、ウェーディング前提になりそうですね。

ルアーウェイト7-20gで7ft5inという長さ、MLのパワーであれば、むしろロックフィッシュに適しているようにも思えますが、シーバスを視野に入れたテーパーデザインとなると、必ずしもそうは言えないのでしょうか。漁港ロックであれば大いに活躍の場があると個人的には踏んでいます。

パームス ロッド クワトロ QTRGS-75ML スピニング 1テレスコピック 3ピース

価格:20,097円
(2020/1/28 21:48時点)
感想(0件)

QTRGS-710MH

とうとうショアジギ対応を謳うモデルが出ました。12-42gのルアーを背負うことができます。とはいえ、これもやはりショアジギに取り組むには長さ不足は否めません。8ftに満たないレングスで、メタルジグの飛距離をどこまで伸ばせるかが鍵です。近距離にブレイクがあるポイントであれば、むしろ取り回しの良さが光るモデルとも言えるかもしれません。

どうしても、メバルやロックフィッシュ目線でロッドを見てしまう僕としては、キジハタゲームに活躍しそうな印象を受けます。1ozオーバーのウェイトを背負えるのであれば、激流をヘビーウェイトで撃つ釣り方も可能ですので、意外とそっち方面が行けると思うのですが、どうでしょう?

【ご予約】【送料無料】パームスクワトロ【QTRGS-710MH】【スピニングモデル】

価格:20,570円
(2020/1/28 21:48時点)
感想(0件)

QTRGS-77H+

まさかのオフショア対応モデル。クワトロがいつか復活してくれないかな…とは密かに思っていたのですが、まさか70gまで背負えるモデルが入ってくるとは思ってもみませんでした。オフショアは全く未経験ですので、このモデルについて多く語ることはできませんが…

パワーもまさかのH+!「クワトロで青物」という言葉を聞く時代がくるとは…

【ご予約】【送料無料】パームスクワトロ【QTRGS-77H 】【スピニングモデル】

価格:21,973円
(2020/1/28 21:49時点)
感想(0件)

昔のファンから新たなファンまで

まさかのクワトロ復活に驚いて、急いでキーボードを叩いてきました。

初代クワトロのデビューは、僕が高校生の頃です。当時の僕には手が届かない価格帯のロッドでしたが、今なら…という思いもあり、ちょっと買っちゃおうかな〜という気になっています。

根強いファンが多く、中古市場でもなかなか根が落ちないクワトロですが、鮮やかなブランクスは古さを感じさせず、新しいファンも獲得できるのではないかと思います。また釣り場に鮮烈なイエローが並ぶ日はくるのでしょうか?今から楽しみです。

にほんブログ村 釣りブログへ

2件のコメント

QBGS-601というモデルも、2000年当初に発売されたモデルとなりますでしょうか? 写真で見る機会があり、とてもかっこよかったのです。当時いくらくらいしたのでしょうか? もしご存知であれば教えて下さい。

イエロー好きさん

コメントありがとうございます!
クワトロの鮮やかな黄色、かっこいいですよね!

QBGS-601はおそらく2000年当時のモデルですね。
正確な定価は僕もわかりかねるのですが、当時学生だった僕にはとても手が出ない金額だったと記憶しています。
おそらく、3万円台半ば〜後半だったと思うのですが…

なので、今回トラウトラインが復活した際に価格を見て、「あれ?こんなに安かったか?」と驚いた記憶があります。

曖昧な情報で申し訳ありませんが、参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
ポコペンDIY系釣り師
釣り、カメラ、ドライブ、登山、電子工作、プログラミング、料理などなど、興味の赴くままに手を広げています。釣りブログを標榜していますがいきなり何を書き始めるか自分でも予想がつきません…