色々と事情があって釣りに行けておりませんでしたが、仲間からちょくちょく情報をもらうところによると、今年はずっと「海水温が高い」とのこと。
「海水温高い」って言っときゃいい、ぐらいのノリだよね。
まあ、もともと夏はあまり釣りをしないほうだったのですが、秋のロックシーズンが遅れているということもあり、海水温の高さもそろそろ他人事ではなくなってきた今日この頃です。
例年であれば、近場の漁港でもクロソイやベッコウの数釣りが楽しめる季節なのですが、今年はあまりいいお話を聞きません。
そこで、どれだけ調子が悪いのか、自分の目で確かめに行くことにしました。
この日は、茨城から釣り友がやってきていたので、宮城の釣り友と一緒に歓迎フィッシングということで、近場の漁港にライトロック調査。
お友達も、なかなかのタイミングで来たわね。
結論、ロックは釣れませんでしたが…タイトルの通りです(笑)
確かに海水温が高い
気象庁の海面水温観測データによると、三陸〜福島県の沖合にかけては相変わらず海水温の高いエリアが居座っている様子。
沿岸部は沖合に比べてまだマシと言えますが、海面水温でまだ20℃もあります。
あくまで海水温ではあるので、魚の生息域はもう少し水温が下がっている可能性もありますが、これだけを見るとまだちょっとロックフィッシュには早いのかなぁ…と思ってしまいます。
私たちに会いたければ、北海道まで来て欲しいわ?
いや、あっちはエゾメバルの領土だから…
人間も暑すぎたり寒すぎたりするのが嫌いなように、魚にも生活に適した水温というのがあります。
メバル:12〜16℃
アイナメ:8〜15℃
クロソイ:12〜18℃
水温を把握して魚に一歩近く試み(当ブログ)
もっとも高水温に適応しているクロソイでも、もう少し下がってくれないと活性が上がりきらないものと想像します。これはタフな釣りになりそうだぜ…
ロックは不調だった
さて、僕を含む3名で近所の漁港へ。
水深はあまりないエリアですが、岸壁足元のエグレに魚が着くポイントで、ワームをバーチカルに落としてポンポンと根魚を獲っていく釣り方です。
実釣開始は18時半頃。早々に、茨城の釣り友が20cmちょとのベッコウを釣り上げました。
あら?随分とイージーじゃない?
幸先いいねぇ〜(ウヒョヒョ)、などと、久々の宮城ロックに興奮する茨城釣り友。今夜は爆釣の予感?
と思ったのもこの時までで、そのあとはバイトすらない時間帯が延々と続きました。
僕が師と仰ぐ地元の釣り友も、小型のベッコウをかけるも単発。カニの猛攻に遭いながら、魚の反応はほぼなしの状況に陥ります。
あまりの反応の薄さに、防波堤チェンジを決断。
なぜ?良型マゴチのヒット
少し潮あたりの良い外側の防波堤にやってきました。上げ潮の時間帯ということもあり、沖から新しい根魚が入ってくることを期待して、外洋側の足元を探ります。
地元の釣り友がなんとかクロソイとメバルを掛け、少し希望が見えてきたものの、僕のワームには魚のアタックはなく…
もしかして、単にアンタがへt
ちょっとやめてもらっていいですか?
足元が期待薄ということもあり、沖合に活路を見出すことに。
このエリアは砂地なのですが、ところどころにあるツブ根に魚がついていることがあり、キャストでそいつを狙います。
しかし、今日はガッツリ足元を探るつもりでいたため、Fishman の B.C.4 5.10L しか用意しておらず、キャスティングには不向きなセッティング(それでも、この長さのロッドにしては飛ぶ)…勝負できる目一杯の範囲で戦います。
すると、着底して2〜3シャクリしたあたりでようやく本日の初バイト!
ロッド全体がしなるファイトに、なかなかのサイズを確信!
しかし、ソイのような重々しい引きではない?
首を振っている感じがあるし、アイナメか?
姿が見えてきた!
…長い?細い?なに?
…
上がってきたのは、10月下旬にまったく予想していない魚種でした。
マゴチって、夏の昼に釣れる魚じゃないの?
しかも、なかなかのサイズ!ハイシーズンでも、このサイズが出れば嬉しいくらいです。こんな季節に出るとは!?
沖に出られず居残ったマゴチがたまたま釣れたのか?と思いつつ、今年は海水温が高いからまだ残っているマゴチがいるかも?という期待もあり、同じ距離にキャスト。
程なくして、またマゴチがヒット!サイズダウンしたものの、40センチ少々。
今日はマゴチの日だぞ!
この釣果で、3人全員がロックモードからフラットモードに。足元はもう見ていません(笑)
僕のキャストエリアに、地元の釣り友に投げてもらうと、ほどなく40アップのマゴチがヒット!
茨城の釣り友も、近いポイントで良型マゴチをキャッチ!
なんだ!?この状況は!?
少しでも場所がずれると全くヒットせず。特定のエリアだけでヒットが連発。
あまり地形の変化も感じられない場所だったのですが、緩やかなブレイクでもあったのでしょうか?
マゴチって、ほんとちょっとしたブレイクをとらえるだけで釣果が変わるわよね。
5gのシンカーではなかなか地形変化がわからないから、大変だったよ。
とにかく、季節外れの好釣果に大興奮の3人でした。
海水温の高さを実感し、シーズンインはまだ遠く感じた
この時期、マゴチはより水温が安定した深場に落ちていくはず。11月も目前となったこの季節に、こんなに固め打ちで釣れる魚ではないはずなのですが…
やはり、海面水温がまだまだ高い状態が続いているため、それが深場にも影響しているのかもしれません。
これまでの記憶を辿ると、ナイトロックでバンバン釣れる時期って、じっとしてると肌寒くなっていたはず。ですが、この日はアウターがなくても平気でした。
根魚がしっかりつれるのはあと半月後くらいですかねぇ。数もサイズもどうなることやら、ですが…今シーズンの行方がまだまだ読めませんね。
なんか最近、毎回同じこと言ってない?