1月はメバリングにハマり…
2月はコロナでダウンし…
3月、ようやく満を持して夜アイナメ…のはずが。
この時期の名物、夜アイナメが全く釣れません。
厳しい寒さの中で、鼻水を垂らしながら黙々と貴重なワンバイトを待つスタイルがこの季節のお決まりなのですが。
変質者かしら?
あ、通報やめてください。
今年はただの1匹も釣れておりません。
もしかして、今年の夜アイナメシーズンはもう終わってしまったのでしょうか?そんな気がしてなりません。
例年に比べて、海水温が高そう
とりあえず、ちょっとこれを見てください。
あと、これも。
茨城県沖から三陸沖にかけて、がっつり海水温が高くなっています。
ちょっと沖に出れば、平年比で5℃以上高いところも。
僕のホームである宮城県の沿岸は、9℃から12℃程度の海面水温です。
そういえば、釣った魚を触ると少しぬるかった気がするわ?
これは、あくまで海水面の温度なので、深いところはだと話が変わってくるのでしょうが、漁港レベルの水深であればそう大差はないでしょう。
魚には「適水温」がある
以前のログでも述べたとおり、魚には「適水温」というものがあります。僕が普段ターゲットにしている魚の適水温はこんな感じです。
メバル:12〜16℃
アイナメ:8〜15℃
クロソイ:12〜18℃
水温を把握して魚に一歩近く試み(当ブログ)
これを見ると、宮城県付近はメバルやソイにとっては良いシーズンに入ってきたという感じ。
というか、1月からすでにそこそこ釣れていたよね。
そして何より、アイナメにとっては適水温ど真ん中といった感じです。
これが、いったい何を意味するのであろうか…
冬のアイナメ釣りは夜!のはず
僕は常々、この時期のアイナメ釣りは夜の釣りだと思って取り組んできました。
この季節は、水温が低すぎて、アイナメの餌が不足しているはずです。
そのため、日中の捕食は諦めて、夜に活動するゴカイなどの多毛類を食べることが多いはずなのです。
また、環境が適水温よりも低いため、アイナメ自身の動きも鈍り、積極的に餌を追いかけまわさないと思うんです。
通常であれば。
二つの異変
アイナメが釣れない
これは「異変」というのとは少し違うかもしれませんが…
今シーズンは、夜のアイナメ釣りがことごとく不発です。
腕の問題じゃないかしら?
夜アイナメは久々に取り組んだので、色々とカンが鈍っているところはあるかもしれません。
言い訳してるよ。
でも、とはいえ、ですよ?
たとえ腕が落ちていたとしても、魚の付き場はよく知っているんですから、1匹ぐらい釣れてもいいじゃないですか?ねえ?
今年はアイナメらしいアタリが皆無です。
ソイやメバルが活発
例年のこの時期の釣りは、海全体が死んでいるようにバイトがなく、ひと晩にたった1回だけ大型アイナメのバイトがあるかないか…という地獄のような展開が常です。
真人間にはおすすめできない釣りよ。
それが、今年はメバルやソイが活発で、ワームに何度も果敢にアタックしてきます。
海全体に生命感があるというか。
とにかく、いつもの海と比べて雰囲気が異様であることは感じ取れます。
仮説:今年のアイナメは、もはやデイで狙うべき…?
ここでもう一度、冒頭の適水温の話を思い出しましょう。
海面温度に限って言えば、宮城県の沿岸は、すでにアイナメの適水温ど真ん中に入りつつあります。
アイナメのコンディションとしては、わざわざ昼夜逆転生活を送らなくても、日中に活発に動き回れる水温というわけです。
ということは、アイナメはもはやデイで狙うべきなのではないでしょうか?
そのほうがいいよ(生活リズム的な意味で)。
当地の沿岸部には、平年に比べてかなり温かい海水が入っており、いつもの真冬の環境は既に終わったと考えていいかもしれません。
次回は朝マズメ、夕マズメを狙ってみようかな…
こんにちは!
ラズパイの記事からたどり着きました。大変ありがたく拝読致しました。私も仙台にいる夫と船で釣りをしています。
今年は水温がずいぶん高いですね。
定置にクロマグロが何びきも入っていてリリースしたり…などなど、私も4月の解禁に向けて準備にいそしんでます。
因みにラズパイで作成された水温、気圧計はその後どうなりましたか?
夫の船には水温計はありますが、遊漁船に乗ったときにはないことが多いためポータブルの計機が有ればなぁ!なんて思っていました。
特に日本海でマグロをやる時に欲しいなぁとおもっています。日本海で私が船長をやるときには船に水温計があるのですが、遊漁船にはないのと、聞いてる暇がないので、こっそりデータを取りたいと思っていたんです。
これからも楽しみにしています。そう言えば先日、金華南ではとんでもない量のイワシの群れをサバたちが追いかけ回して一面ナブラ祭でした。
アイナメたちはこの暖かさから深場に隠れたかもしれませんね。
コメントありがとうございます!
昔の記事からご興味を…大変嬉しいです。
あのあと、シリーズ第三部としてソースコードを公開しようと思っていたのですが、ラズパイにリモート接続する環境を失ってしまい、ソースが抽出できずに頓挫したままになっておりました…
水温計自体はその後も順調だったのですが、使用していたモバイルバッテリーがパンパンに膨らんでしまい、またそのタイミングでコロナの自粛ムードに入ったこともあって、代替機を確保しておりませんでした。
今シーズンの水温は明らかに高いですね。
ピックアップしたルアーに触れると、例年よりも冷たさを感じないような気がしていました。
魚体もぬるいと感じるほどです。
もう青物が狙えるシーズンになってきたんですかね。
Twitterでは関東方面で青物を釣っている投稿が多く見られ、こちらでも漁港に迷い込んでいる魚がいるのではと思っておりました。
もたもたしてたら、ショアジギの季節がやってきますね。忙しい(汗
今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします!