DIY系釣り師として、ルアー製作の記事を書かないのも如何なものか?と思い、素人なりのルアーの作り方を書いていこうと思います。このシリーズのテーマは、最近ハマっている「水面直下を泳ぐペンシル」です。「へ〜、結構簡単じゃん」と感じてもらえることと思います。
実際に書いてみたら、写真多めでかなり縦長のログになってしまったので、分割して投稿することにしました。
ひとまず、今日の内容はこの三つです。
バルサの型をとって切り出す
まず、バルサ材にペンでルアーの形を描きます。
僕の場合は、アクリル板でテンプレートを作っておき、同じタイプのルアーを量産できるようにしています。アクリル板が用意できなければ、紙で形を作るでもいいです。
バルサ材に形を描いたら、まずは必要な部分をカッターで切ります。このとき、描いた線(下図赤線)に沿って切るのではなく、ズバッと直線に切ってやります。
その後、今度は真ん中で二つに切ります。上の写真の黒線部分で切るイメージです。これで、ルアーの右側・左側のパーツができました。
バルサの重さを量って、比容を計算する
切り終えたら、両面テープで左右のパーツを貼り合わせます。
貼り合わせたら、重さを量っておきます。
そして、1gあたり何㎤か(比容)を計算しておきます。今回は、1cm×1cm×5cm=5㎤で0.71gの重量なので、その比容は5㎤÷0.71g=7.04㎤/gということになります。
ルアーの概形を整える
比容を計算したら、いよいよルアーの形を削り出していきます。小刀やカッターで削るのもいいのですが、バルサ材は軟らかく、サンドペーパーでも十分に削れます。初めのうちは、サンドペーパーで形を整える方が失敗が少ないと思います。
ここで重要なのは、まず上の面・下の面だけ削るということです。側面はまだ削らないでください。この段階で側面を丸っこく削ってしまうと、次の「ウェイトボールのセット」「アイ(針金)のセット」が非常にやりづらくなります。
この段階で、ルアーの「横から見た図」をある程度固めておきます。というのも、次の工程でウェイトボールの位置を正確に決める必要があるので、どの部分に重心を置くかをこの時点でイメージしておいた方が良いのです。
さて、縦に長くなってしまったので、今日はここまでにします。次回は、ウェイトボールとアイを仕込んで、実際にルアーの形を削り出していきます。途中、何度か重さを量って、比重をコントロールする方法をご紹介します。