先日は、東北地方のこの時期にしては(そして、僕の腕にしては)数が釣れた方だと思ってます。
この日は潮回りもよく、あるタイミングで急に魚のスイッチが入る感じでした。
寒い時期は、オイシイ時間を狙ってサクッと釣果を出したいもの。いろんな要素にヒントは隠れています。今回のキーワードは「日の入り」と「潮流」でした。
手堅く夜を狙う
デイメバリングも楽しいのですが、やはりメバルは夜の魚。極寒期は、釣れやすい時間帯の短時間勝負となりますので、メバルが活発な夜を狙うのが無難と言えます。
当地方の2月上旬の日の入りは17時前後で、常夜灯が効き始めるのは18時頃から。日の入り直後はまだ空が薄ら明るく、常夜灯狙いというには少し早いですね。マヅメからメバルが活発化することもありますが、より確率が上がるのはやはり真っ暗になってからでしょう。タイミング的に、常夜灯による明暗が海の中にくっきりと見えるようになったら、メバルが浮き始める頃です。
それまでは我慢の釣り。ポイントにプレッシャーをかけたくなければ、タイミングが訪れるまでいっそ投げないほうがいいかもしれません。僕はせっかちなので、ボトム付近を彷徨っているメバルに3gのシンカーでご挨拶…してみるものの、応じてくれる子はあまりおらず…(汗)
18時00分、最初のメバルが顔を見せてくれました。
チビ助ですが、極寒期の癒し。貴重な遊び相手です。20cm台が出てくれれば面白いのですが…
とにかく、夜のメバルタイム、スタートです。
タイドグラフに釣果を載せる
ここで3gジグヘッドからプラグにチェンジし、一気にレンジを上げてみましたが、まだ浮ききっていないのかメバルの反応は少なめ。2匹目が釣れたのは18時11分、3匹目は18時29分と、爆釣には程遠いペースでポツポツとメバルを拾います。
最終的に、当日は2時間で16匹と、ハイシーズンからすれば激渋な釣果ではありましたが、それなりに楽しめました。
それにしても、スマートフォンというやつは便利で、写真を撮影した時刻を記録してくれるんですよね。もはや常識ですが。釣った魚の写真を撮って、あとでその時刻を見直すと、いろんなことがわかってきます。
メバルが釣れたタイミングをタイドグラフに載せたのがこちら。18時前に釣れていないのは、まだ常夜灯が効いていないことが大きいですが、潮の流れが緩慢だったことも一因としてあるのかもしれません。一方、20時をすぎるとメバルの反応が激減。下潮が効いている中、ベイトが沖に流されるのに釣られて、メバルもそのまま岸から遠ざかってしまったのかもしれません。
家に帰って釣行データを整理すると、「やっぱりそうか!」や「え!?このタイミングで釣れたの!?」などなど、いろんな納得や驚きと出会えます。
一般論にハマらない!だからこそ知恵を絞る
上げ七分、下げ三分が魚の釣り時といいますが、釣ったタイミングをタイドグラフに載せてみると、必ずしもそうではないことがあります。というよりも、綺麗にそのパターンにハマっていることなどほとんどありません。
その日の天気や水色、ベイトの動向、湾の形状による独特の潮流、天文潮位と実際の潮汐の遅れなどなど、釣果に関わる要素は多岐に渡ります。潮汐も重要な要素ですが、タイドグラフだけ見て釣れるほど簡単なものではないし、そんなに簡単な遊びならこれほど多くの人が夢中になったりはしないと思います。
上げ七分で釣り場に立ったのになぜ釣れなかった…?潮のどん底で爆釣したんだけどなぜ…?など、一般論にハマらない時こそ、他の要因が色濃く絡んでいるはずです。それを考察して、次回の釣り場に答えを求めに行くのも、またたまらなく楽しいものです。
まずはスマホで写真撮影から。データ分析して釣果アップに挑戦してみませんか?
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