強風下、遠投ではラインスラックが多めに出るので釣りにならないこともしばしば。でも、ちょい投げの距離に魚がいるのであれば…?
風の強い日は、近距離を丁寧に攻める釣りのほうが賢いやり方かもしれません。
しかし、世間の人から見て最も賢いのは、風の強い夜にわざわざ釣りなんてしない、ということでしょう。間違いなく。
以下、僕同様にあまり賢くない人向けの記事となっております。どうしても強風時に釣りがしたければ、あまりラインを出さない近距離戦がおすすめです。
強風時はピッチングの距離で
今日も飽きずに漁港ナイトロック。一発を夢見て、自宅から2時間のポイントに車を走らせる馬鹿が一人。実績のある漁港なので、距離を忘れてついつい通ってしまうのです…
現場はちょっと風が強め。PE ラインのベイトフィネスタックルにはちょっと不利な状況です。ここは若干太めですが、12lb のフロロを巻いた L+ クラスのタックルで攻めてみます。
甲殻系のワームでボトム付近をスローに流してくると、程なく今回のファーストヒット。闇夜に映えるオウゴンムラソイくん。
フラッシュ撮影で浮かび上がる見事な黄色の模様は、金色の反射素材をちりばめたかのよう。人工物と見紛うような自然の造形に驚かされます。飼いたい…
とりあえずボーズは回避したので(←セコい男だ…)、あとは良型のアイナメ狙い。ワームのサイズを4インチにアップ。
バイトが出るのは常夜灯と船が作る明暗部。これならあまり飛距離はいらないな…となると、PE のフィネスタックルでピッチングのほうが効率は良さそうです。
小船のトモあたりの距離まで投げてやり、着底からひとシャクリすると、ドスっ!と重厚感のあるバイト。水面に顔を出したのは、良型のアイナメ。
ん〜…惜しい!口閉じで計測すると、39.5cm!40cm には届きませんでした。
僕はキープサイズを 40up と決めていますので、この魚は泣く泣くリリース…5mm と言わず、あと 5cm 大きくなったらまた会いましょう。
潮が動く時間帯で魚の活性が一気に上がり、連発。サイズは出ませんでしたが、尺ちょっとのアイナメが遊んでくれ、楽しい時間となりました。
潮の動き始めでバタバタっと反応があったものの、時合いはごく短時間。あとはドンコくんがちょいちょい遊んでくれますが、結局 40up のアイナメに対面することはなく…
日付も変わり、集中力も体力も限界近くなってきたので、今回はこれでお開き。この季節、泣き40が出てくれるだけでもありがたいことです。
ピッチングの距離と精度がキモ
漁港の釣りで、船にリグを引っ掛けてしまうのはNG。漁師さんの商売道具に釣り針を残すと、最悪の場合、釣り禁止になってしまう可能性もあります。船周りを撃つには、精度の出し易いピッチングの方が向いています。オーバーハンドキャストに比べて、ロッドの軌道のコントロールがつけ易いということ、またリグの射出が目視し易いということが主なメリットかと思います。特に後者に関しては、「ヤバイ!船に当たる!」と思ったときのサミングの始動を早めることに繋がります。
ピッチングの難点は、距離を出しにくいところです。初めのうちは、振り子の要領で手前にチョンッと落とすだけで精一杯だと思いますが、慣れてくればロッドの弾力やスイングを生かして距離を出すことができるようになってきます。エラソーに言っている僕もまだまだ修行中の身ですが…こればかりは、反復練習あるのみ。
10m も飛ばせるようになれば、ポイントによっては大型ロックフィッシュも十分に射程圏内に入ります。僕自身、ピッチングの距離で何度もオイシイ思いをしています。
課題の多い釣行…
今回は、40cm に届かなかったというのが不完全燃焼ポイントの一つでした。サイズを選んで釣ることは(少なくとも僕の腕では)できないので、この辺はまあしょうがないのかな、という感じはします。
問題は、おそらく 40up あったであろう魚を三度も獲り逃していることです(憤慨)
明確なアイナメバイトをアワセ損なってすっぽ抜け、かといって慎重に慎重に聞きアワセに行ったらフッキングをミスり、じゃあバイトからワンテンポ置いてすぐフッキング!とやるとワームの尻尾だけ持って行かれ…
今日は何かに取り憑かれているのではないかと思うほど逃しました。
しかし、ポジティブな面を捉えれば、これだけのバイトが出るような季節になってきたということです。日中の気温が上がってきたこともあり、海の中も徐々に活気が出てきているのかもしれません。意外とスローな誘いよりも大きめな誘いの方がバイトを取れるかも…?次回の釣りはどうやって攻めようか…
こうしてまた、飽きもせずに2時間ドライブを敢行するのです。
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