今回、久々の「つ抜け」釣行を達成しました。
最近、こういうまとまった釣果がなかったこともあり、その日の釣りの分析から遠ざかっていたのですが、やはり振り返ると発見がありますね。
超基本 潮汐と釣果の関係について
今回は潮汐と釣果の関係について。
分析と呼べるほどでもない超単純な内容ですが、シンプルな結果にこそ重要な事実が隠されていることがあります。
結論としては、「やっぱり潮が動いている時の方が釣れるね」という、ある意味常識のようなことを再確認できましたというお話です。
知識としては知っていたけど、実際にデータとして見てみると「なるほどなぁ」と実感できることって、よくありますよね。
とりあえず聞いてやるか。
目次
久々の「つ抜け」達成!の前に意識していたこと
満月の夜ってあまりいい思いをしたことがないなぁ…
厳密には月齢14.2歳で、完全な満月ではなかったのですが。
満月の夜は光量が多く、日中並みにルアーが見切られるような感じがして、釣れにくい印象があります。
裏を返せば「魚にルアーをよく見せられる」と言うことになるけれど…
ド素人に、そこまでの技量を求めちゃいけないわ。
しかし!この日は超ラッキーなことに(ほぼ)皆既月食だったため、日没直後からしばらくの間は少ない光量の中で釣りをすることができました。
とはいえ、月食もそう長時間続くものではなく、月が現れ始めると釣りに不利な展開となることは間違いありません。
まして、この日はかなりのクリアウォーター。月明かりで底まで見えても不思議ではない状況です。
ということで、この日はあまり冒険せず、確実に数を伸ばせる方法で臨みました。
確実に数を伸ばせる釣り方を選択
今回は(も)クロソイ狙い。
クロソイを釣るにも様々な方法がありますが、光量が多いシチュエーションにおいて、足下ちょんちょんはかなり確実性の高い釣り方といえます。
ということで、今回の遊び相手はこの方達。
いくら月明かりが強かろうと、影に身を隠している魚にはあまり関係のないことです。
もしかしたら、満月の夜は光が当たっている沖目を捨てられるので、ある意味狙いを絞りやすいと言えるかもしれません。
月の光が強すぎると、魚が常夜灯に集まらず、あちこちに散ってしまうと言う話も聞いたことがあるけど…
満月の夜に釣れにくいのには、様々な理由があるようね。
なかなか景気よく釣れた
当日はなかなかよく釣れました。2桁安打は今シーズン初です。
まずは、定番のクロソイ。
この日一番多かったのはムラソイ。
この漁港、ムラソイの魚影がかなり濃いです。
たまにオウゴンムラソイも混じります。
冬の使者、ドンコも2〜3匹釣れました。だいぶ水温も下がってきたようですね。
サイズは伸びないまでも、数釣りを楽しむことができました。足下の狙いはバッチリでしたね。
僕たちの仲間は被害に遭わなかったようだね。
へっぽこなおかげで助かったわ。
釣れた時間をタイドグラフに落としてみた
この子たちが釣れたタイミングをタイドグラフに落とし込むと以下のようになります。
なかなかはっきりした傾向が読み取れると思います。
集中的に釣れている時間帯がある
夜の部の釣れ始めは17時20分でした。
その前の時間はまだ明るかったので、あまり参考にはならないと思いますが…
タイドグラフの傾きが大きいところに釣果が集中しています。
つまり、潮が大きく動いているタイミングでよく釣れているという事ですね。
ええ、わかってたわ。
釣り人にとって常識的なことではありますが、こうやって実際に着に落とし込んでみると、「やっぱりそうだね」という実感がわきます。
特に18時以降の時間帯では、ワンキャスト・ワンヒットの状況がありました。
たまたま魚がついているポイントにワームを落とせたということもありますが、最も潮流が大きくなったタイミングでこのような状況になっている事は興味深いです。
夜行性の魚の活性が高まる時間帯も重なったよね。
潮止まり付近でパタっとアタリがなくなった
最後に釣れたのが19時58分のクロソイ。
その後、1時間ほど粘って21時ごろまで釣りをしてみたのですが、その間は全く当たりがなく、そのまま納竿となりました。
大潮ということで、干潮時はかなり潮位が下がっており、魚たちも岸際にステイするのがかなり厳しくなっていたのかもしれません。
シャローに残るのはちょっぴり不安があるわ。
満潮の時から目の前にずっといたスズメダイ(かな?)の群れも姿を消し、岸壁周辺は生命感が皆無といった状況です。
おそらく、潮の上げっ端からまた釣れ始めると思うのですが、この日は昼から釣りをしていてさすがに疲れたので、このタイミングで撤収となりました。
タイミングとポイントの選択が釣果を大きく左右する
釣果を伸ばす秘訣は、結局のところ「釣れる時間帯に魚のいる場所にルアーを落とす」ことに尽きると思います。
普段の釣りで、「ここは十中八九釣れるぞ!」というポイントを少しずつ増やしていくことが重要ですね。
ここ、だいたいムラソイくんが陣取ってるよね。
ここにムラソイくんがいない時は、たいてい釣れずに終わるわ。
逆に、「この時間帯に、ここと、ここと、ここを撃っても釣れないなら、今日はだめだな」といった風に見切りをつけることも重要です。
この見切りのためには、あらかじめ「釣れる時間帯」というのを予測しておく必要があります。タイドグラフはその予測のために非常に強力なツールです。
特殊なワームは必要なく、定番で十分
魚を釣るのに、特殊なワームや針は必要ありません。
定番商品で十分です。
と言うより、釣れるから定番になってるんじゃなくて?
定番品を、釣れる時間帯に、釣れる場所に落とす。
これが魚を釣る最も確実な方法だと思っています。
ゲーリーヤマモト 4”グラブ 000 クリアー(ソリッド) 【ブラックバス用】【ワーム】【4インチ】 価格:693円 |
この日はほぼゲーリーヤマモトの4インチクラブだけで釣り通しました。
カラーも白一色のみです。
定番ワームで釣れなければ移動 見切りは大事
釣れない時は、ワームの種類を変えたりカラーを変えたりと、あの手この手を尽くしたくなりますが、単に「その日は、その場所では釣れないんだ」ということなのかもしれません。
こういった考えで、「だめなら移動」という割り切りができれば、あまり多くのルアーを持ち歩くこともなくなり、身軽で快適な釣りができます。
と言いながら、僕自身、割とひとつの漁港にこだわりがちで、釣れるまであの手この手を尽くしたがる性格なので…そんな自分に言い聞かせています(笑)
もちろん、1カ所であれこれ試すのも面白いんだけどね。
ルアーケースの中がごちゃごちゃだと、頭の中もごちゃごちゃになって、すっきりとした釣りができないことがありますよね。
定番品を数種類だけ持ち歩くような、すっきりしたスタイルの釣りを心がけたいものです。
テクニックがなくても(ある程度は)釣れる
タイミングと場所さえ間違っていなければ、テクニックがなくてもある程度であれば魚は釣れます。
いくらの上手い人でも、魚のいないポイントでは釣ることができないでしょう。
逆もまた然り、ということです。
お風呂で魚は釣れないからね。
実際、僕だってテクニックがあるわけではありませんが、ごく単純な釣り方である程度魚を出すことができています。
うまい人なら、きっと僕の倍以上は釣ることでしょう…
「ここなら釣れるだろう」という場所を増やしていく
釣れる時間帯にいろんな漁港に通って、1つでも多く「いつものポイント」を探すことが重要だと思います。
ネットで有名になってしまった漁港はかなり叩かれているので、無名な小規模漁港の方が思いのほかチャンスがあるかもしれません。
釣りの分析って、やっぱり面白いな
以前は毎釣行終了後に記録をつけていたのですが、少々手間がかかる作業で、いつしかやらなくなってしまっていました。
冒頭にも書いたとおり、このところまとまった釣果がなかったというのも1つの理由ですが…
最近、またちょっとデータ取りを意識するようになり、改めてこういった作業をしてみようと思い立ったものです。
久々に自作水温計を使ったデータ収集もやりたいなーと思い始めたところだったのですが、モバイルバッテリーが非常に危険な状態に…
釣りは頭を使うスポーツだということを再認識。毎回新たな気づきがあり、毎回予想を裏切られる。だから楽しい!
最近は漫然と釣り場に通うことが多かったのですが、また頭を使うフェーズを少しずつ増やしていきたいと思います。
まずは電源の確保から…
このド素人、急に何を言い出したの?