新ルアーのほろ苦デビュー

最近、僕がメバリングに行ける時は風が強いことが多く…リールに PE ラインを巻いているので、釣りにくいことこの上なし。さらに、今回は大潮のど干潮が夜のど真ん中にやってくる最悪のタイミング…

新しいルアーのデビュー戦は、ほろ苦いものになりました。

強風は PE とシンペンの大敵

寒冷前線が通過し、冬型の気圧配置に移行しようとしている東北地方。夜は風が強まること必至の状況でしたが、「行ける時に釣りに行かねば!」精神のもと、今日も行って参りました。

いつものポイントは強い横風。先日までリールに 8lb のフロロを巻いていたのですが、ロッドとの相性もあり、今は PE の0.6号。比重の小さい PE ラインにとって、横風は向かい風よりも始末が悪いです。ライン全体が風で流されるため、思ったところにキャストできず、またリトリーブコースも定まりません。

少し下のレンジを狙うべく、カウントダウンでゆっくり沈めたいのですが、風を受けたラインがルアーを引っ張り上げるため、なかなかレンジが下がりません。シンキングペンシルでの釣りにはかなり厳しい状況です。

今時期であれば、常夜灯が効き始める18時頃から釣れ出すポイントなのですが、この日はなかなかアタリがなく…というか、ラインが緩んでいるせいでアタリが取れていなかったのかも知れません。

せっかく乗ったと思ったらバラシ…を何度か繰り返し、ようやくファーストフィッシュを手にしたのは18時45分のこと。

意地でシンペンの釣りを通しましたが、さすがにこれは厳し過ぎ…リップつきのルアーで、強制的にレンジを入れてやる必要がありそうです。

リップで沈めてあっさりゲット…も

新しいミノーは、リップやや長めの超超スローフローティングミノー。実質サスペンド。風浪の影響の少ないレンジをスローに引いてくることができます。

ルアーをチェンジして2投目であっさりメバルをゲット!ルアーセレクトがビシッと決まった感じがして気持ちいいですね。

…しかし、後が続かず…ショートバイトはあるものの、ガツっと食ってくるような感じではありません。メバルのライズもいつもより少なく、魚の気配が薄いように思いました。

僕の他にも何人かアングラーがいましたが、全体的に釣れていない様子。これだけ人がいれば、ジグヘッドで浅いところ、深いところをそれぞれ試している人がいたことでしょう。それで釣れてないということは、ジグヘッドに切り替えたところで結果は見えています。

そうこうしているうちに、隣に海面照らしちゃうマンが現れたので、テンションも下がり納竿。厳しい時期なのは重々承知していましたが、ここまで釣れないとさすがに心折れます。ボーズじゃなかっただけマシでしょうか…

ぼやき
海面を照らすことが釣果に影響するかどうかは、正直分かりません。ただ、僕みたいに気にする奴もいるんだから、他人のポイントを照らすのはやめてもらいたいです。ホント。

力を発揮できないもどかしさ

今回、実は新作ミノーにだいぶ期待していたところがありました。なので、今回のような風の強い状況は、このミノーの力を十分に発揮させてやることができず、非常にもどかしい思いでした。

このミノーは、長いリップにより強めのブレーキがかかること、そして一定層にサスペンドできることが特徴です。これにより可能になるのが、スポットでステイ→トゥイッチという釣り方。着水後、リーリングで任意のレンジまで落とし込んだら、あとは手を止めて流れに乗せ、ときどきチョンチョンと誘う釣り方です。長いリップによりブレーキが強くかかり、トゥイッチを入れてもルアーが大きく移動しないため、こういう芸当ができます。ドリフト中にチョン!っとワンアクション入れることで、流れの中のルアーを目で追っていたメバルがリアクション的に反応することが期待されます。

…っていう釣り方がしたかったのですが、こんな横風の強い日は、PE ラインがダルンダルンに緩んでしまうので、トゥイッチどころの話ではなく…今日は結局、普通のミノーでもできるようなタダ巻きやストップ&ゴーで誘うほかありませんでした。

いつでもルアー本来の性能を発揮させてくれるほど、自然も甘くないということですね。ミノーの本格テストは、次回以降に持ち越しです。楽しみを先にとっておくことができたと、前向きに捉えることにしましょう。

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ポコペンDIY系釣り師
釣り、カメラ、ドライブ、登山、電子工作、プログラミング、料理などなど、興味の赴くままに手を広げています。釣りブログを標榜していますがいきなり何を書き始めるか自分でも予想がつきません…