生意気にも Fishman Beams inte 6.4ULの使用感を語ってみる②

前回のログでは、Fishman Beams inte 6.4UL の第一印象からキャストフィールまでを語りました。

しかし、やはりロッドの真価が問われるのは魚とのやりとりの場面です。前回のログでは、諸般の事情により、その辺の様子を伝えることができませんでした。

このログでは、Beams inte 6.4UL でメバルと遊んだ感想を書いてみたいと思います。また、PE ラインとこのロッドの相性についても触れてみたいと思います(※前回はフロロラインを使っていました)。

悪条件の中、必死のポイント選定

低水温により魚の活動が最も鈍るこの季節。メバルがいくら冷水に強い魚といえども、その適水温の下限は12℃。僕が通うポイントの水温は軒並み9℃台前半で、中には8℃を切るところも…

過去の実績漁港をいくつか巡り、こまめに水温を測ったところ、9.8℃のポイントを発見。わずかではあるものの、この水温の高さはプラス材料。このポイントは常夜灯が絡み、メバル釣りの場面としては教科書に載りそうなレベル。大物が期待できる場所ではありませんが、とにかくこのロッドで魚を掛ける感触を味わいたい僕は、このポイントで投げ倒すことに。

澄み潮に強烈な月明かり、そして下げ真っ只中の潮回りと、マイナス材料はいくつかありましたが、釣れるとすればここ!というか、ここで釣れなければ今月は無理!との覚悟で今日の実釣に臨みました。

なんとしても、魚とのファイトでロッドを曲げたいんですよ!!!!!!!という一心で、必死のポイント選定です…(笑)

PE ラインで inte 6.4UL を運用する

フロロカーボン 8lb(2号)から巻き替えて、今日は PE 0.6号にフロロカーボンリーダー2号のセッティング。ロッドのスペック的には PE 0.3〜1号まで扱えるので、0.6号あたりがドストライクゾーンかと思われます。メバリングにはやや太いか…?という感じですが、僕がこのロッドに求めるものは「他のロッドに持ち替えずに様々な魚種を狙うバーサタイル性」なので、この太さが最大公約数的に選択されたわけです。それに、あまり細すぎるとベイトリールでは扱いづらくなります。おそらく0.6号あたりが無難ではないでしょうか。

まずは3gのジグヘッドにガルプ!ベビーサーディンをつけてフルキャスト。やはり、PE ラインの軽さからくるスプールの立ち上がりの鋭さが際立ちます。飛距離の伸びがフロロラインとは全然違いますね。マグネットブレーキのセッティングを真ん中あたりにしておけば、3gフルキャストではバックラッシュの心配もありません。1巻き68cmのカルコン BFS で40巻き程度のライン、つまり約28m分のラインが出ました。スラックを考慮して、20m台前半は飛んでいるでしょうか。ブレーキセッティングを詰めればもう少し伸びるかもしれませんが、ベイトタックルでの飛距離としては十分かと思います。

続いて、自作のバルサプラグをフルキャスト。重さは3.1〜3.5gのもので、だいたい35巻き程度(約24m)のラインが出ました。飛距離としては20mくらいでしょうか。バルサは密度が小さいので、重量の割には体積があるため、ちょっと飛距離は伸びづらいですね。とはいえ、僕の中では「1gのジグヘッドで届かない範囲の表層を攻める」のがプラグの役割だと思っていますので、このくらいの飛距離が出れば全く問題ありません。

inte 6.4UL で魚を掛けた感触は…?

肝心なのはここ。おもりを吊るして曲げた感じは前回のログで示しましたが、実際に魚と戦うときにどういう振る舞いをするのかが重要です。また、このロッドの売りのひとつとされている感度も気になるところ。そしてなんといっても、僕の中で重要なのは「小物を掛けても楽しめるのか?」という点。

ファーストフィッシュは自作のプラグで…というこだわりのもと、ミノーをストップ&ゴーで引いてくると、明暗部から猛然と食い上げてくる魚影が!クンッ、とティップが入り、フッキング成功!サイズ的に小さいことは目で見てわかりましたが、メバル特有の強烈な引きに、しばしロッドの曲がりを楽しんでから抜き上げ!

Beams inte 6.4UL のファーストフィッシュは、15cmあるなしのメバルくんでした。

入魂記念だというのに、なんという中途半端な写真…

ちなみに、inte 6.4UL にファーストフィッシュをもたらしたのは、以前のログで登場したプラグです。水平姿勢で超スローにフォールする、使いやすいミノーに仕上がりました。カッコよく塗ってあげればよかった…

「硬い」がこのロッドの第一印象でしたが、このサイズのメバルの引きにもしっかり追従してくれます。もちろん、バットまで大きく曲がるわけではありませんが、魚の走りをティップだけでなくロッドの広範囲で受け止める感じです。

ちゃっかり別のプラグにも実績をつけてみたり。

ブリーデンの某ルアーにインスパイアされて…

「やっぱベビーサーディンには敵わねーな…」とか言ってみたり。

というか、今日は3gジグヘッドのレンジだったんです

渋いながらも何匹か顔を見せてくれ、久々に楽しいメバリングとなりました。

ちなみに、ロッドの感度はなかなかよく、ショートバイトも手元に大きく伝わるので、思わずアワセを入れてしまう場面が何度かありました。これはカーボン99%の為せるワザと行ったところでしょうか。僕は普段、ここまでカーボン含有率の高いロッドを使わないので、この感覚には慣れが必要ですね。

小物釣りの楽しさをスポイルしない頼れるバーサタイルロッド

前回のログでは、500g のおもりを吊るして十分なバットパワーがあることを確認しました。一方、今日の実釣で感じたのは、小さい魚でもしっかり曲がってくれる竿身のしなやかさです。強い魚と対峙できるバットパワーを持ちつつも、小物釣りの楽しさもスポイルしない対応力を感じさせます。

今回は小物ばかりが相手でしたが、40cmクラスのロックフィッシュへの対応も気になります。まだまだ低水温の季節は続きますので、夜な夜なネチネチと明暗部のアイナメを狙い、このロッドの真の力を引き出してくれる一匹と出会えれば…と思います。

改めて、この Beams inte 6.4UL は僕の釣りの主力になるロッドだと感じました。素敵なロッドとの出会いに感謝。そしてメーカーに感謝。

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