最近、自分に必要な釣具を絞り込んでいます。何本もロッドを持っていても、結局使うのは限られているもので。使っていないロッドは他の人のところで活躍してもらおうと、メルカリに出しました。
今回は、最近ドナドナしたロッドを振り返ります。使ってみての感想と、「僕の用途には合わなかったけど、こんな人には合っているよ!」ということを書いてみたいと思います。
目次
TULALA JetSetter 71S
スペック
5ピースのバーサタイルロッド。仕舞寸法48cmというコンパクトさが魅力です。
推奨ルアーウエイトは2gからとされていますが、しっかりとロッドの曲がりを使って投げられるのは10gくらいからだと思います。上は25gくらいまでが気持ちよく投げられる範囲でした。
継数が多いため持ち重りがするのと、竿全体がやや硬めに感じるのがデメリット。しかし、硬さに関しては、僕がどちらかというと軟らかめのロッドを好む傾向にあるためそう感じるのであって、人によってはちょうどよく感じることでしょう。
手放した理由
なんでもできる=中途半端という印象に終わってしまいました。
後述するように、少ない荷物で釣りを楽しみたいという方にはもってこいのロッドです。しかし、僕は車を持っているので、ロッドを1本に限定する必要がなかったんですね。2ピースのロッドを何本か持ち運べるのであれば、こういうコンパクトロッドにこだわる理由はあまりありません。
長い防波堤を攻略するのに何本もロッドを持ち出したくないから、という理由もあって購入した品でしたが、ロッドスタンドつきのタックルボックスを使えば2〜3本のロッドを持ち出すくらいなら苦にならないことがわかり、71Sの優位性がなくなってしまいました。
また、前述の通り、僕にとってこのロッドはやや硬めに感じられます。個人的に、このくらいのパワーであればスピニングよりもベイトの出番かなと思います。そういった面からも、若干僕の好みからは外れるロッドであり、活躍の場が徐々に減ってしまいました。
こういう人には合っている!
限られた荷物で、とにかく様々な釣りがしたい!という方にはもってこいの1本です。自転車やバイクで釣りに出かける方、あるいは出張のトランクに1本忍ばせたい…という方にはおすすめです。
パワーもかなりあるので、不意の大物にも対応できます。小型の根魚からシーバスまで、幅広く楽しむことができると思います。
なお、継数が多いわりにはきれいに曲がります。力をかけてもアンバランスなカーブにはならないので、ここはよく設計されているなと思いました。
結果的に僕の好みには合いませんでしたが、釣りのスタイルによってはこのロッドにどハマりする人もいるのではないでしょうか。
TULALA JetSetter 64S
スペック
長さ:6ft 4in
継数:4ピース
仕舞寸法:52cm
推奨ルアー:〜12g
JetSetter 71Sと同様、コンパクトな仕舞寸法が魅力のパックロッドです。
継数の多さから感じられる硬さは71Sと同様。しかし、これもやはり好みの問題かと思います。
メーカーサイトでは、ルアーウエイトのストライクゾーンを0.5g〜7gとしていますが、僕の体感のストライクゾーンは2gからかなと。全体的に張りのある仕上がりなので、軽いルアーのキャストはあまり快適とはいえないかもしれません。
手放した理由
JetSetter 71Sと似たような理由です。やはり「このクラスのロッドとしてはなんでもできる」というのをコンセプトとして作られているので、ロッドを複数本持ち歩くことが苦にならない釣り人にとってはあまり持つメリットがありませんでした。
このロッドは主にメバル用として購入したのですが、既に持っていたPALMS Expression EXSS-66ULがあまりにも優秀で使い勝手がよかったため、JetSetter 64Sの出番はほとんどなく終わってしまいました。
なお、ライトゲーム用としてはFishman Beams inte 6.4ULを使う機会も多くなり、今後JetSetter 64Sが日の目を見ることはないだろうと思ったため、手放すことにしました。
こういう人には合っている!
これもやはりJetSetter 71Sと同じです。少ない道具でライトゲームに出かけたい方向けです。
ちょっと近所の漁港までメバリングに、ツーリングのついでにライトゲームを、といった方には、軽くてコンパクトなこのロッドが適していると思います。
大型ロックフィッシュともやりあえる程度のバットパワーはありますので、タックルバランスさえ良ければ、71Sよりも快適に幅広い釣りが楽しめると思います。71Sよりはこの64Sのほうが個人的には好みでしたね。
Fishman Brist 5.10MXH
スペック
長さ:5ft 10in
継数:3ピース
仕舞寸法:75cm
推奨ルアー:7g〜45g
ショートレングスのパワーロッドです。
「強いのに、曲がる」でおなじみのFishmanのロッドらしく、ルアーウエイト下限の7gでも意外とストレスなく投げられます。とはいえ、やはり「快適」と言えるのは14g〜あたりからでしょうか。
10kgの魚を獲れるよう設計されているようで、確かにバットはかなり強いです。しかし、負荷をかけると綺麗に曲がるのは流石のFishman。メーターオーバーのシーバスやコイ科の魚にも対応できそうです。
手放した理由
Fishman推しの僕ですが、このロッドは用途と好みに合いませんでした。如何せん強すぎます。
防波堤の足下チョンチョンゲームを好む僕としては、ショートレングスのロッドは非常に都合が良く、かつ牡蠣殻に潜られる前に一瞬で魚を引きずり出せるパワーのあるロッドが欲しかったのです。
そこで候補に上がったのがこのBrist 5.10 MXHだったのですが、家の近所で取り扱っているお店がなく…しかし、これまでFishmanのロッドで何度もいい思いをしてきたので、おそらくこのロッドも大丈夫だろうと、実際に触ることなく通販で購入。
これが、使ってみたら「強すぎた…」となり、綺麗なうちに手放すことにしました。
この用途なら、新しく出たBC4 5.10 L(販売店サイトに飛びます)でしたね…触る機会があったら試してみたいところです。ドナドナしたお金で買えちゃうな…
こういう人には合っている!
ショートディスタンスでガッツリパワーファイトしたい方には向いていると思います。ボートで大型魚を狙ったり、あるいは海外釣行などを視野に入れている方には心強い1本ではないでしょうか。
漁港での釣りでは持て余すと思いますので、あまり強くオススメはできません。
道具選びは慎重に…
良さげな道具が目に入れば飛びつきたくなるのが人情というもの。しかし、釣具代も馬鹿になりません。あれもこれも、と考えなしに買っているようでは、財布と家庭の破綻を招きかねません。
また、せっかく買ったのに使われずに埃をかぶっているようでは、道具がかわいそうです。この道具が手元のラインナップに入って、ちゃんと活躍の場が与えられるだろうか?ということを明確にイメージできたものを買うのが賢いやり方かなと思います。
いずれにせよ、買う前の吟味が大事ですね。釣具に限らず。しなくてもいい断捨離を回避できるよう、今後は賢い消費者になれるよう努めたいものです。
最近メインで使っているロッドはこちら。いずれもオススメです。
長さ:7ft 1in
継数:5ピース
仕舞寸法:48cm
推奨ルアー:2g〜40g
※2021年9月現在、メーカーサイトから詳細なスペックが消えてしまっています。