素人でもルアーが作れるってとこを見せるぞ①

DIY系釣り師として、ルアー製作の記事を書かないのも如何なものか?と思い、素人なりのルアーの作り方を書いていこうと思います。このシリーズのテーマは、最近ハマっている「水面直下を泳ぐペンシル」です。「へ〜、結構簡単じゃん」と感じてもらえることと思います。

実際に書いてみたら、写真多めでかなり縦長のログになってしまったので、分割して投稿することにしました。

ひとまず、今日の内容はこの三つです。

バルサの型をとって切り出す

まず、バルサ材にペンでルアーの形を描きます。

ちょっとわかりづらいですが…

僕の場合は、アクリル板でテンプレートを作っておき、同じタイプのルアーを量産できるようにしています。アクリル板が用意できなければ、紙で形を作るでもいいです。

透明な素材でテンプレートを作る場合、紛失に注意!

バルサ材に形を描いたら、まずは必要な部分をカッターで切ります。このとき、描いた線(下図赤線)に沿って切るのではなく、ズバッと直線に切ってやります。

軟らかいバルサなら、カッターナイフでスパッと切れます

その後、今度は真ん中で二つに切ります。上の写真の黒線部分で切るイメージです。これで、ルアーの右側・左側のパーツができました。

ボディの右側・左側のパーツです
ワンポイント
右左のパーツは、なるべく近い部位からとるようにしましょう。バルサ材は、部位によって比重がバラバラです。板の端っこと端っこから左右のパーツをとってしまうと、泳ぎのバランスが悪くなります。

バルサの重さを量って、比容を計算する

切り終えたら、両面テープで左右のパーツを貼り合わせます。

すぐに剥がせる両面テープを使用します

貼り合わせたら、重さを量っておきます。

1cm×1cm×5cmで0.71gの重量です

そして、1gあたり何㎤か(比容)を計算しておきます。今回は、1cm×1cm×5cm=5㎤で0.71gの重量なので、その比容は5㎤÷0.71g=7.04㎤/gということになります。

比容を計算する理由
1gあたりの体積(比容)がわかれば、それに重量を掛け算することで、バルサの体積を求めることができます。バルサの体積をある程度正確に求めることにより、フローティング・シンキング・サスペンドをコントロールすることができるので、この工程はきっちりやっておきましょう。比重のコントロールの具体例は次の記事で。

ルアーの概形を整える

比容を計算したら、いよいよルアーの形を削り出していきます。小刀やカッターで削るのもいいのですが、バルサ材は軟らかく、サンドペーパーでも十分に削れます。初めのうちは、サンドペーパーで形を整える方が失敗が少ないと思います。

粗めのサンドペーパーで形を整えます

ここで重要なのは、まず上の面・下の面だけ削るということです。側面はまだ削らないでください。この段階で側面を丸っこく削ってしまうと、次の「ウェイトボールのセット」「アイ(針金)のセット」が非常にやりづらくなります。

いったんここでストップ!

この段階で、ルアーの「横から見た図」をある程度固めておきます。というのも、次の工程でウェイトボールの位置を正確に決める必要があるので、どの部分に重心を置くかをこの時点でイメージしておいた方が良いのです。

さて、縦に長くなってしまったので、今日はここまでにします。次回は、ウェイトボールとアイを仕込んで、実際にルアーの形を削り出していきます。途中、何度か重さを量って、比重をコントロールする方法をご紹介します。

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釣り、カメラ、ドライブ、登山、電子工作、プログラミング、料理などなど、興味の赴くままに手を広げています。釣りブログを標榜していますがいきなり何を書き始めるか自分でも予想がつきません…