素人でもルアーが作れるってとこを見せるぞ②

さて、第二弾です。前回は、ルアーの大まかな形(横から見た姿)を整えるところまで終えました。今回は、ウェイトボールとアイ(針金)を仕込んで、ルアーらしい形に削るところまでを紹介します。今回の作業は、重さの調整作業を兼ねる重要な工程ですので、ここがルアーの良し悪しを決めるキーポイントとなります。

今回で完結しようと思いましたが、また長くなってしまったため、もう一回分割します。

ウェイトボールを設置する穴を空ける

ウェイトの位置は、ルアー の水中姿勢(頭下りか、尻下がりか)を決定します。これについては、もちろん計算で理想的な位置を割り出すこともできるのでしょうが、僕はそこまでの頭と技術がないので(汗)、何度も試行錯誤しました。今のところ、写真の通り頭から1.5cm、2.7cmの場所に1個ずつウェイトボールを仕込むバランスに落ち着いています。

ウェイトボールの間隔を広げたり狭めたりしても動きが変わってきます

ウェイトの場所が決まったら、彫刻刀でボールを仕込む場所をくり抜きます。一般的な彫刻刀セットには、丸刀が大小1本ずつ入っていることと思いますが、僕が使っているウェイトボールのサイズの場合、大きいほうの丸刀がジャストフィットするようです。

ぼくはいつもターゲットからちょっと外れたところにマーキングしています

左右のパーツにそれぞれ2つずつくりぬいたら、ボールを入れてみましょう。この状態で左右のパーツをくっつけてみて、大きなズレが生じるようであれば穴を削って微調整します。多少のズレであれば問題ありません。この後、ボディを削って仕上げる工程で気にならなくなりますので。

むしろ、少々のズレを気にして穴を広げすぎると、ウェイトボールが中でカタついて、バランスを崩す恐れがあります。上級者は敢えて穴を大きめにとって、ウェイトボールの遊びをうまく利用するのかもしれませんが、僕はそんな技量はないです…

位置と深さに大きな偏りがないよう、慎重に掘りましょう

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感想(1件)

僕は5mm(0.71g)を使用しています。

ウェイトボールとアイを取り付ける

穴の位置が決まったら、フックとスナップをつけるためのアイを作りましょう。熟練のビルダーさんであれば、このアイを作る時の針金さばき(?)がめちゃくちゃ美しいのですが…いいんです。そこまできっちりやらなくて。ちゃんとフックとスナップがとりつけられて、尚且つすっぽ抜けない構造になることが重要です。

見た目は悪いですが…性能には問題ありません

あ、そうそう、このあと接着剤でボディを貼り合わせるのですが、その前にウェイトボールと針金の重さを量っておきましょう。ルアーの浮力を調整する際、ルアー全体の重さを量りながらボディを削っていくのですが、バルサ部の重さと金属部の重さを分けて考える必要があるので、ここでちゃんと量っておきます。

このサイズ(5cm)のルアーであれば、だいたい1.7g程度に落ち着くようです

フックとスプリットリングの重さも量っておきます。ここでは、ウェイトボールとアイと合わせて量っていますが、フックとリングだけで量った方が使いやすい場合もありますので、やりやすい方法をとりましょう。僕自身も、今なお手探り状態が続いています。

フックとスプリットリングで0.43gです

さて、重さを量ったら、いよいよボディの貼り合わせです。液体瞬間接着剤を数滴垂らして、左右のパーツを貼り合わせます。この時、左右のパーツに針金が挟まることになりますが、バルサ材は軟らかいので、しっかりと力を加えて貼り付けると隙間が埋まります。体重をかけるなどして隙間なくくっつけましょう。

個人的に、この貼り付けの工程が最も緊張します…

ちなみに、この段階での「バルサ部分の重さ」は2.24g-1.69g=0.55gです。前の記事で、このバルサ材の比容が7.04㎤/gと計算されていますが、これを用いるとルアーの体積が3.87㎤とわかります。金属部分を含めたルアー全体の重さが2.24gなので、このルアー全体の比重は2.24g÷3.87㎤=0.58g/㎤と求められます。水(1.00g/㎤)に比べて断然小さいので、この段階ではバリバリのフローティングルアーということになりますね。

バルサ部分の重さは
  2.24g - 1.69g = 0.55g
従って、ルアーの体積は
  7.04㎤/g × 0.55g = 3.87㎤
以上より、現段階のルアーの比重は
  2.24g ÷ 3.87㎤ = 0.58g/㎤ < 1.00g/㎤(水の比重)

この後、サンドペーパーで仕上げつつ重さをコントロールしていきますが、こまめにこの「バルサ部分の重さ」を計算していきます。

サスペンドにするには、どの程度までバルサを削ればいいのか…

仕上げつつ、重さを調整する

バルサを削っていくと、ルアー全体の重さが減っていきます。つまり、軽くなります。しかし、一方で体積も減っていきますので、結果的に削れば削るほどルアー全体の比重は大きくなっていきます。言い換えれば、削れば削るほどシンキングに近づいていきます。

ルアー全体が2.06gになるまで削ってみました。このとき、バルサ部分の重さは2.06g-1.69g=0.37gです。

0.18g削りました

これにバルサの比容をかけると、バルサ部分の体積は7.04㎤/g×0.37g=2.60㎤となります。ルアー本体の比重は2.06g÷2.60㎤=0.79g/㎤となります。削る前の0.58g/㎤から大幅に増えましたね。

ここに、スプリットリングとフックを加えると、この段階でのルアー全体の重さは2.47gなので、その比重は0.95g/㎤となります。水の比重にだいぶ近づいてきました。

特にライトルアーについては、フックやリングの重さがシビアに効いてきます
バルサ部分の重さは
  2.06g - 1.69g = 0.37g
ルアーの体積は
  7.04㎤/g × 0.37g = 2.60㎤
以上より、現段階のルアーの比重は
  2.06g ÷ 2.60㎤ = 0.95g/㎤

今回のテーマは「水面直下を泳ぐペンシル」ですので、シンキングよりのサスペンドに仕上げる必要があります。海水の比重は1.023g/㎤くらいらしいので、シンキングにするためにはもう少し削った方がいいように思われますが、ここでストップします。この後、セルロースセメントでコーティングを行なっていきますが、これによる重さの増加も考える必要があるので、狙ったところよりも若干小さい比重になったところで止めます。

さて、またしても長くなってしまいました。今日はここまでとします。次回はいよいよセルロースセメントを使ったコーティングを行い、仕上げにかかります。

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