「ルアーフィッシングに興味はある。」
「けど、ハマれるかどうかわからない釣りに時間やお金をかけるのも嫌だ。」
「餌じゃない、プラスチックのおもちゃみたいなのに魚が食いつくなんて信じられない。」
わかります。その気持ち。そんなあなたは、まずメバリングから始めてみましょう。
「釣りに無関心な彼女と一緒に楽しみたい。」
「子どもに釣りの楽しさを教えて、味方につけたい。」
オッケーオッケー。ルアーフィッシングの中でもダントツで取り組みやすいメバリングに誘いましょう。
メバリングは、あなたの悩みを全て解決します。…ちょっと言い過ぎました。
目次
【理由1】とにかく「釣れる感覚と経験」を味わいやすい
メバルはルアーに対する反応が非常によく、小型になればなるほど警戒心がまだ弱いため、比較的容易に釣れます。また、小型のメバルは「夜の常夜灯周りを釣れ」という金言にズバリ当てはまり、初心者でも釣れてしまうのです。
常夜灯によりできる光と影の境目が特に激アツゾーンで、ここを攻めることができればベター。初心者でも、ポイントさえ間違えなければワンキャスト・ワンヒットで釣ることができます。
こうして「数を釣る」という経験を積むことができると、釣れる感覚が体に染みつき、魚がかかったらどうすればいいか?暴れたらどうすればいいか?などという経験値が溜まっていきます。つまり、釣れば釣るほど上手くなるのです。初心者にも釣れやすいメバルという魚は、釣りの上達を大いに早めてくれることでしょう。
【理由2】早い段階でルアーを「飛ばせる」ようになる
メバリングは軽いルアーを使用するため、一般的に軟らかめのロッドを使います。
軟らかいロッドはよく「しなる」ため、「ロッドを曲げてルアーを飛ばす」というキャスティングの基礎を体得しやすいと言えます。
まずは、2g〜3g程度の(メバリングにしては)重めのジグヘッドリグで練習するのが良いでしょう。ジグヘッドの重みがロッドに程よく乗るため、簡単にしならせることができ、無理のないキャスティングを体で覚えることができます。
ロッドを曲げて飛ばすという感覚を体得できれば、余計な力を使わずに飛距離が出せるようになり、探れるエリアも広がるため、釣れる確率も上がります。そうなると、どんどん釣りが楽しくなります。
魚との距離を縮めるためには、早い段階で正しいキャストを身に付けること。そのためには、軟らかいロッドを使ったメバリングが最適な練習となるわけです。
【理由3】あらゆる面で負担が少ない
体力的な負担が少ない
ライトリグで楽しめるのは、メバリングの大きなメリットです。キャスト時の体力の消耗が小さく、また釣りの中でのロッド操作も少ないため、疲れにくいのがメバリングのいいところです。彼女や子どもに釣りを教える際も、「疲れる」という悪い印象を持たせないことが重要です。
疲労感が少ないということは、キャストの回数を増やすことにつながります。これすなわち、釣れるチャンスに巡り合う確率を増やすことができるというわけです。
経済的な負担が少ない
まずは気になる初期投資。上を見れば7〜8万円のロッドやリールがありますが、エントリーモデルであれば、いくら高くても1万円台で十分な性能のものが手に入ります。
しかし、道具の進歩(安価に良いものが手に入る)のは、メバリングに限ったことではありません。では、メバリング特有の「経済性」とは?
メバリングは表層〜中層メインの釣りですので、根がかりのリスクが非常に少ないです。これはつまり、ルアーロストの確率が低く、お財布に優しいということを意味します。
ボトムを果敢に攻めるロックフィッシングの場合、ワンキャスト・ワン根がかり・ワンロストということもあったりします。普通はそうなる前に攻め方や場所を変えますが、初心者の場合はその見極めが難しいかもしれません。つまり、延々と道具をなくし続けます。そうなると、その日の釣りは早い段階で終了になり、また道具を買い揃えるための経済的負担も大きいわけです。
まずは、ルアーロストの少ない釣りから始めてみましょう。
安全面での負担が少ない
サイズさえ選ばなければ、メバルは漁港の常夜灯周りで手軽に釣れるターゲットです。明るく、足場の良いポイントで楽しめる釣りですので、事故のリスクは低いと言っていいでしょう。
また、明るい常夜灯がある場合、ルアーの交換や糸結びのような細かい作業もしやすくなります。うっかり手に針をひっかけてしまうなどといった事故も減らすことができるでしょう。
ただし、メバリングは夜釣りがメインであり、その点における危険性は十分に考慮する必要があります。常夜灯から離れる場合は、十分に明るいライトを携帯するなど。安全にはくれぐれも気を付けましょう。
ただし、マナーも併せて身に付けてね!
徐々にスキルが身について、思ったように魚が釣れるようになると、ルアーフィッシングは格段に面白くなります。
しかし。釣りさえうまければいいのかと言われれば、決してそんなことはありません。
釣り場にゴミを散らかして行ったり、釣りやレジャーを楽しむ他の人に対する敬意を払えなかったり、漁港の漁師さんに迷惑をかけるような行為をしたり、必要以上に魚を持ち帰ったり…このような釣り人は二度と釣り場に起こしにならないよう、心よりお願い申し上げます。
みんなで楽しく、をモットーにすれば、釣り場のマナーも自然に身につくことと思います。一緒に楽しみましょう。
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